ひといき入れよう

経験、気付き、感想

読書

【感想】馳星周の小説『少年と犬』を読んで感じたこと:執念か奇跡か

少年と犬 (文春文庫) 作者:馳 星周 文藝春秋 Amazon 泥棒を送り届ける運転手として働くことを決意した和正。運転が上手く、裏社会とつながりがあり、まとまったお金が欲しかったのが理由。しかし、単なる送迎とはいえ、本格的な犯罪に関与することには抵抗が…

有吉佐和子の『悪女について』を読んで感じたこと:悪女の転用=信頼

有吉佐和子の『悪女について』のレビュー。 最近、『青い壺』が話題になっていると知り、有吉佐和子という作家に興味を持ちました。その流れで、彼女の代表作の一つであり、何度もドラマ化されている『悪女について』を手に取ることに。これまでタイトルから…

人間関係の謎を追え:東野圭吾の小説「白鳥とコウモリ」を読んで感じたこと

白鳥とコウモリ(上) (幻冬舎文庫) 作者:東野 圭吾 幻冬舎 Amazon さあ、景色の描写から始まりました。さらっとした描写です。 どこかの海外小説のような土地柄や景色を細々と書き連ねるかのような 始まり方はしません。 あの永遠とも思えるような 贅肉とも…

小野寺史宜の小説「ひと」を読んで感じたこと。幸せと絶望:クズが持つ影

ひと 作者:小野寺史宜 祥伝社 Amazon まず感じたのは、長文が読みたい。お願いします。次は長文になっていてください。 あまりの長文欲しさに内容が入ってことないこともしばしば。 でも、こうでなければならないと期待しすぎていた自分に気付きました。 人…